アオーレ長岡が紹介されていました。
建築は人を幸せにするか ~閉じた「箱」からの解放~
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencewindow/20200930_w01/index.html
「自然と建物との融合」「建物に自然を取り入れる」
などとよく言いますが、
そもそも、「自然」とは何なのでしょうか。
都市を築くことである程度自然の強すぎる力を回避できている状態が数世代続き、自然の猛威を忘れているからこそ
「自然(=整備された森・観葉植物など)っていいよね」という考えを持てるのではないかと思います。
「自然」という言葉の定義は「人の手の加わっていないもの」ということなので、
であれば、「自然」とは
人が分け入ることのない鬱蒼とした熱帯雨林
人が登れない高山
手のつけようがない乾燥地帯・砂漠
人が住めない永久凍土地帯(ロシアでは永久凍土にマンションを建てて普通に住んでいますが・・・)
人がまだ到達できていないレベルの深海
など、人にとっては厳しい環境のことなのではないでしょうか。
つまり、
「建物に自然を取り入れる」
とは、
「建物の中に、昼は砂漠の灼熱、夜はまつ毛も凍る氷点下、ランダムで極度に乾燥したり密林ほど蒸したり突風が吹いたり重力が一定でなかったりして、とてもじゃないけどいられない部屋を作る」
ということですね。
かりや歯科医院 スタッフ りかこ